引っ越し費用を少しでも安く抑えたい方へ。信頼できる比較サイト4選と、後悔しないための選び方・注意点・節約術を徹底解説します。

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引っ越し業者おすすめ比較|料金相場と業者の選び方がわかるサイト


引っ越しが決まって最初にぶつかるのが、「どの業者に頼めばいいのか」という問題です。


サカイ、アート、アリさん、クロネコ。名前は聞いたことがあっても、どこがどう違うのか、自分の引っ越しにはどこが合っているのか。調べ始めると情報が多すぎて、かえって決められなくなります。


さらに厄介なのが料金です。引っ越し費用は、同じ荷物・同じ距離でも業者によって数万円の差が出ます。


時期や曜日によっても変わるため、「相場がいくらなのか」がそもそも分かりません。提示された金額が高いのか安いのか、判断する材料がない状態で契約してしまう人は少なくありません。


このサイトでは、大手引っ越し業者10社の特徴と評判、人数別・時期別の料金相場、そして実際に引っ越しをした人の体験談をまとめています。


業者選びで迷ったときに、判断の材料になる情報を集めました。


引っ越しは、準備することが多く、時間との勝負になります。だからこそ、業者選びだけは早めに動いておくと後がラクになります。

引っ越し業者選びで最初にやるべきこと

引っ越し業者を決めるとき、多くの人が「知っている会社に電話する」ところから始めます。しかし、この順番だと料金を比べる基準がないまま話が進んでしまいます。最初にやるべきことは、業者を選ぶことではなく、相場を知ることです。

1社だけで決めると数万円損をする理由

引っ越し料金には、定価がありません。同じ荷物量、同じ距離、同じ日程でも、業者によって提示される金額は変わります。差が5万円以上になることも珍しくありません。


理由は、料金が「その日にトラックと人員が空いているかどうか」で決まるからです。同じ3月末でも、A社はすでに予約で埋まっていて高い金額を出し、B社はたまたま1台空きがあって安く出せる、ということが起こります。会社の規模やブランドとは関係なく、そのときの空き状況で価格が動きます。


つまり、1社だけに見積もりを取ると、その金額が高いのか安いのか判断できません。提示された数字が唯一の情報になるため、比べる相手がいない状態で契約することになります。


もうひとつの理由が、値引き交渉の材料がなくなることです。引っ越し業者の営業担当は、他社の見積もりを持っている客に対しては価格を下げてきます。逆に、他社を当たっていないと分かれば、下げる必要がありません。「今決めていただければ」と即決を促されるのは、比較される前に決めさせたいからです。


複数社から見積もりを取ることは、単に安い会社を探すためだけではありません。適正価格を知り、交渉の材料を持つための作業です。

まずは一括見積もりで相場を知る

とはいえ、1社ずつ見積もりを取るのは現実的ではありません。電話で条件を伝え、訪問日を調整し、当日立ち会う。この一連の流れに1社あたり30分前後かかります。3社なら1時間半、それを別々の日程で組むとなると、引っ越し準備と並行するのは相当な負担です。


そこで使うのが、引っ越し一括見積もりサイトです。1回の入力で複数社に条件が伝わるため、同じ説明を繰り返す必要がありません。各社から届いた金額を並べれば、自分の条件での相場がひと目で分かります。


一括見積もりサイトにもいくつか種類があり、電話番号の入力が必要なもの、メールだけで完結するもの、その場で概算料金が表示されるものなど、仕組みが異なります。営業電話を避けたい人と、多くの業者から比べたい人とでは、選ぶべきサイトが変わります。


主要なサイトの違いは、こちらで比較しています。

大手引っ越し業者10社の特徴と評判

引っ越し業者は、全国対応の大手から地域密着の中小まで数多くあります。ここでは、一括見積もりでよく候補に挙がる大手10社について、それぞれの特徴とどんな人に向いているかをまとめます。


料金の安さだけで選ぶと、当日の作業品質で後悔することがあります。逆に、大手だから必ず安心とも限りません。自分の引っ越し条件と照らし合わせて読んでみてください。

サカイ引越センター

引っ越し取扱件数で業界トップクラス。パンダのマークでおなじみの会社です。


特徴は、プランの細かさです。荷造りから荷ほどきまで任せる「らくらくコース」から、自分で梱包する標準プランまで幅広く用意されています。作業完了後に10分間だけ家具の移動や簡単な作業を頼める「10分間サービス」も、この会社独自のものです。


評判で多いのが「作業がスピーディ」という声です。一方で、繁忙期は1日に複数件を回るため、慌ただしく感じたという意見もあります。作業員の人数はプランと荷物量で変わるため、見積もり時に確認しておくと安心です。


→ サカイ引越センターの口コミ・評判をもっと見る

アート引越センター

「0123」の電話番号で知られる大手です。丁寧さを重視する人からの評価が高い会社です。


特徴は、細かいサービスの多さです。食器類を専用ケースにそのまま入れられる「エコ楽ボックス」や、家具の設置場所を後から変えられるサービスなど、荷物を扱う工程での配慮が目立ちます。


価格帯はやや高めですが、その分の値引き余地もあります。見積もり時にその場で決めるよう促されることがあり、「即決を迫られた」という声も見られます。慌てて決めず、他社の金額を持ってから判断するのが基本です。


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アリさんマークの引越社

作業員の人数が多いことで知られる会社です。4〜5名体制で来るケースが多く、作業時間が短く済む傾向があります。


荷物が多い家庭や、時間内に終わらせたい引っ越しに向いています。単身パックも用意されており、荷物量に応じた選択がしやすい会社です。


→ アリさんマークの引越社の口コミ・評判をもっと見る

アーク引越センター

プランの種類が豊富で、単身から家族、長距離まで幅広く対応しています。


「ミニ引越しプラン」「お気軽プラン」など、荷物量と作業範囲で細かく分かれているため、必要な分だけ頼みたい人に向いています。大手3社と比べると知名度はやや低いものの、見積もり額が安く出ることがあり、比較候補に入れる価値があります。


→ アーク引越センターの口コミ・評判をもっと見る

ハート引越センター

料金の安さで候補に挙がることが多い会社です。一括見積もりで最安値を提示してくるケースがあります。


ただし、キャンセル時の対応についてはトラブルの声も見られます。契約前に、キャンセル規定と違約金の発生タイミングを確認しておくことをおすすめします。


→ ハート引越センターの口コミ・評判をもっと見る

ダック引越しセンター

関東・中部を中心に展開している会社です。関西では知名度が低いものの、対応エリア内では価格・サービスとも評価されています。


大手と並べて見積もりを取ると、価格差が見えやすい会社です。
→ ダック引越しセンターの口コミ・評判をもっと見る

日本通運

物流大手が手がける引っ越しサービスです。長距離引っ越しやコンテナ輸送に強く、県をまたぐ移動で候補に挙がります。


単身向けの「単身パック」もあり、荷物が少ない場合は割安になることがあります。


→ 日本通運の口コミ・評判をもっと見る

クロネコヤマト

宅配便でおなじみのヤマトグループが提供するサービスです。単身者向けのボックス輸送に強みがあります。


※現在は個人向け引っ越しサービスの内容が変更されているため、依頼可能な範囲は事前に確認が必要です。


→ クロネコヤマトの口コミ・評判をもっと見る

ハトのマークの引越センター

全国の協同組合加盟事業者が対応する仕組みのため、地域によって担当会社が変わります。


長距離のコンテナ輸送に対応しており、遠方への引っ越しで見積もりを取る価値があります。担当エリアの事業者によって対応に差が出るため、口コミは地域ごとに確認するのが確実です。


→ ハトのマークの引越センターの口コミ・評判をもっと見る

赤帽

軽トラック1台での運送を専門とする組合です。単身で荷物が少ない場合、近距離であれば大手より大幅に安く済みます。


ただし、基本は運転手1名での作業となるため、大型家具の搬出入や荷物量の多い引っ越しには向きません。荷物の量と距離を確認してから検討してください。


→ 赤帽の口コミ・評判をもっと見る

FPが解説する引っ越し業者の選び方


引っ越し業者を選ぶとき、口コミを読んでも「良い」「悪い」の評価が分かれていて、結局どこにすればいいのか分からなくなります。同じ会社でも、担当した作業員や支店によって印象が変わるためです。


そこで判断の軸になるのが、口コミの評価ではなく、自分の引っ越し条件です。荷物の量、建物の構造、時期、予算。


この条件によって、選ぶべき会社は変わります。ここでは、よくある3つのケースごとに、何を基準に選べばいいかを整理します。

料金が同じなら何で選ぶか

複数社から見積もりを取ると、金額が近い水準に並ぶことがあります。値引き交渉を重ねた結果、各社が同じような金額を提示してくるケースです。


この場合、判断材料になるのは次の3点です。


1つ目は、作業員の人数です。同じ料金でも、3名で来る会社と4名で来る会社では、作業時間が変わります。時間がかかるほど、自分の拘束時間も長くなります。見積書に人数が記載されていない場合は、必ず確認してください。


2つ目は、料金に含まれる範囲です。段ボールの無料提供枚数、ガムテープや緩衝材の有無、養生の範囲、不用品の引き取り可否。これらは会社ごとに違います。「段ボール50枚無料」と「10枚まで無料」では、実質的な負担が数千円変わります。


3つ目は、追加料金が発生する条件です。エレベーターがない、道が狭くてトラックが横付けできない、階段作業が発生する。


こうした条件で追加費用が出るかどうかは、契約前に確認しておくべき点です。当日に「これは別料金です」と言われてからでは、断りようがありません。


金額が並んだときこそ、見積書の中身を比べてください。同じ金額でも、受け取れるサービスの量は違います。

新築・分譲マンションへの引っ越しの場合

新築の戸建てや分譲マンションへ引っ越す場合、業者選びの基準が変わります。優先すべきは価格ではなく、建物を傷つけないことです。


新居の壁や床、玄関ドアに傷がついた場合、修繕費は数万円から十数万円かかります。引っ越し費用を1万円安くした結果、修繕に5万円かかっては本末転倒です。


確認すべきは養生の範囲です。床・壁・階段・玄関まわり・エレベーター内まで、どこまで保護材で覆ってくれるのか。


会社によって標準の範囲が違い、追加料金で対応するところもあります。見積もり時に「新築なので養生をしっかりお願いしたい」と伝え、どこまでやってもらえるかを聞いてください。


もうひとつが、補償内容です。万が一の破損時に、どこまで補償されるのか。加入している保険の内容と、申告の期限を確認しておきます。


多くの会社は「引っ越し後○日以内の申告」を条件にしているため、荷ほどきの前に建物と家具を一通り確認しておくことをおすすめします


分譲マンションの場合は、管理規約の確認も必要です。作業可能な時間帯、エレベーターの使用ルール、養生の義務。これらが決まっていることがあり、業者に事前に伝えておかないと当日トラブルになります。

荷物が多い・大型家具がある場合

荷物量が多い引っ越しでは、トラックのサイズが料金を左右します。2トントラックで収まるか、4トンが必要かで金額が変わり、当日に「乗り切らない」となれば追加の便を出すことになります。


訪問見積もりでは、必ず全部の荷物を見せてください。押し入れの中、ベランダ、物置、クローゼットの上段。ここを見せずに見積もりを出すと、当日に荷物が増えて追加料金が発生します。


「見積もりより多かった」というトラブルの大半は、この確認漏れが原因です。


大型家具がある場合は、搬出入の経路確認が重要です。ピアノ、大型冷蔵庫、タンス、ソファ。玄関から入らない場合はクレーンや吊り上げ作業が必要になり、別料金がかかります。


この費用は数万円単位になることもあるため、見積もり段階で判明させておく必要があります。


荷物が多い場合、荷造りを自分でやりきれるかも判断材料です。引っ越し前日に終わらず、当日の作業が遅れるケースは少なくありません。


荷造りまで任せる「おまかせパック」を使うか、自分でやるか。この判断は、荷物量と残り日数から逆算してください。


詳しい選び方は、こちらにまとめています。

引っ越し料金の相場

引っ越し料金は「荷物の量」「移動距離」「時期」の3つで決まります。この3つが同じなら、どの業者でもおおよその金額帯は近くなります。


逆に言えば、この3つを把握しておけば、提示された見積もりが高いのか安いのかを判断できます。

単身・2人・3人・4人世帯の目安

世帯人数が増えるほど荷物量が増え、必要なトラックのサイズが上がります。料金はトラック1台あたりで計算されるため、サイズが1段階上がると金額が大きく変わります。


単身は、荷物が少なければ軽トラックや2トンショートで収まります。近距離であれば、単身パックやボックス輸送を使うことでさらに安く抑えられます。荷物量によって選べる手段が最も多い層です。


2人暮らしになると、家具が増えて2トンロング以上が必要になるケースが多くなります。冷蔵庫やベッドのサイズが単身時より大きくなるため、荷物量は単純に2倍にはならず、それ以上に増える傾向があります。


3〜4人世帯では、3トン以上が必要になります。この規模になると作業員も3〜4名体制となり、人件費が料金に反映されます。荷物量が多い分、荷造りの負担も大きくなるため、おまかせパックを検討する家庭が増えるのもこの層です。


なお、同じ人数でも荷物量には大きな差があります。実際の金額は訪問見積もりで確認してください。

料金が安くなる時期と高くなる日

引っ越し料金は、時期によって2倍近く変わります。


最も高いのが3月中旬から4月上旬です。


進学・就職・転勤が重なり、業者の予約が埋まります。この時期は値引き交渉もほとんど通りません。トラックも人員も足りていないため、業者側に値下げする理由がないからです。


逆に安いのは、1月・6月・11月あたりです。


繁忙期を外れ、業者に空きが出やすくなります。この時期であれば、複数社を競わせることで大きく下げられる余地があります。


月の中では、月末が高く、月の中旬が安い傾向があります。賃貸契約の更新が月末に集中するためです。曜日では、土日祝が高く、平日が安くなります。


さらに細かく見ると、時間帯でも変わります。午前便は希望者が多く高め、午後便やフリー便(業者が時間を決める)は安くなります。時間に融通が利くなら、ここでも数千円から1万円程度の差が出ます。


スケジュールに余裕がある引っ越しであれば、「平日・月中・午後便」を選ぶだけで、繁忙期の週末と比べて大幅に安くなります。

エアコン・冷蔵庫・ピアノなど個別の料金

通常の荷物とは別に、追加料金が発生する品目があります。


エアコンは、取り外しと取り付けで別途費用がかかります。業者によっては引っ越し料金に含まず、提携の電気工事業者が別日に対応する形になります。


配管の延長や、室外機の設置場所によっては追加費用も発生します。見積もり時に、取り外し・取り付け・配管の費用を分けて確認してください。


冷蔵庫は、サイズによって扱いが変わります。大型のものは階段からの搬出が難しく、クレーン作業になることがあります。また、運搬前に水抜きが必要で、これを怠ると故障の原因になります。


ピアノは、専門業者が必要になるケースが大半です。アップライトかグランドか、階数、搬入経路によって金額が大きく変わります。引っ越し業者に一括で頼めることもありますが、ピアノ専門業者に直接依頼した方が安く済む場合もあります。


ベッド・大型家具は、分解と組み立てが必要かどうかで変わります。分解が必要な場合、その作業が料金に含まれるか確認してください。


車・バイク・自転車は、自走できるものは自分で運ぶ方が安く済みます。陸送を頼む場合は、距離に応じた別料金です。


これらは見積書に明記されていないことがあり、当日に追加請求されるトラブルの原因になります。該当する品目がある場合は、必ず見積もり時に伝えてください。

おまかせパック(らくらくパック)を使うべきか

荷造りから荷ほどきまで業者に任せられるのが、おまかせパック(会社によって「らくらくコース」「フルパック」など呼び方が変わります)です。


料金は上がりますが、引っ越し前後の負担は大きく減ります。使うべきかどうかは、荷物量・残り日数・自分の状況で決まります。

どこまでやってもらえるのか

おまかせパックには、作業範囲によって段階があります。


荷造りのみを任せるプランでは、業者が食器や衣類、小物を梱包して運びます。新居での荷ほどきは自分で行います。「梱包が終わらない」という不安を解消したい場合は、これで足ります。


荷造りから荷ほどきまで任せるフルプランでは、新居で開梱し、食器棚や収納への収納まで対応します。ただし「どこに何を入れるか」の指示は必要です。全部任せきりにすると、後から物が見つからないという事態になります。


対象外になるものがあります。貴重品、現金、通帳、印鑑、有価証券は業者が扱えません。


パソコンやデータ類も、破損時の補償対象外になることが多いため、自分で運ぶのが基本です。仏壇、植物、ペット、危険物も別扱いになります。


また、冷蔵庫の中身や、開封済みの食品は自分で処理する必要があります。当日までに食材を使い切っておくのは、どのプランでも変わりません。


作業員が家中の物に触れることになるため、見られたくないものは事前に自分で梱包しておくことをおすすめします。ここは事前に伝えておけば対応してもらえます。

料金はどのくらい上がるか

おまかせパックは、標準プランと比べて料金が上がります。上げ幅は、荷物量と作業範囲で変わります。


料金が上がる理由は、作業員の人数と作業日数です。荷造りは引っ越し前日までに行うため、当日とは別に人員が必要になります。荷ほどきまで頼めば、さらにもう1日分の作業が加わります。つまり、人件費が2〜3日分かかるということです。


判断の基準は、次の3つです。


1つ目は、残り日数です。引っ越しまで2週間を切っていて、まだ荷造りに手をつけていない場合、自力で終わる可能性は低くなります。当日に間に合わなければ作業が遅れ、結局は追加費用が発生します。


2つ目は、身体的な事情です。妊娠中、小さい子どもがいる、高齢の家族がいる、怪我をしている。こうした場合は、荷造りの作業自体が難しくなります。無理をして体調を崩すリスクを考えれば、費用をかける価値があります。


3つ目は、仕事の状況です。引っ越し前後に休みが取れない場合、平日の夜だけで数十箱を梱包するのは現実的ではありません。自分の時給と比べて、任せた方が合理的なケースがあります。


逆に、時間に余裕があって荷物が少ないなら、標準プランで十分です。単身で1週間以上の準備期間があるなら、自分で梱包した方が費用対効果は高くなります。


なお、おまかせパックを頼んでも失敗がないわけではありません。梱包が雑だった、物が破損した、どこに何が入っているか分からなくなった、という声もあります。任せる範囲を決めて、貴重品と大事なものは自分で管理するのが基本です。


おまかせパックの実際の利用者アンケートと失敗談は、こちらにまとめています。

引っ越し業者選びでよくある失敗

引っ越しのトラブルは、当日ではなく見積もりの段階で決まっていることが多くあります。ここでは、実際に起きやすい3つの失敗と、その対処法を整理します。

見積もりで即決してしまう

訪問見積もりでよくあるのが、その場で契約を求められるケースです。


営業担当は「今日決めていただければこの金額」「明日になると空きが埋まる」といった条件を出してきます。実際に繁忙期は予約が埋まるため、まったくの嘘ではありません。ただし、その場で決めさせたい理由は、他社と比較される前に契約を取りたいからです。


即決を避けるための対処は、次の3つです。


1つ目は、他社の見積もり予定を先に伝えることです。「明日も別の会社に来てもらう予定です」と最初に言っておけば、その場での即決要求は弱まります。同時に、営業担当は比較されることを前提に金額を出してくるため、最初の提示額が下がります。


2つ目は、見積書を必ず紙かデータでもらうことです。口頭の金額だけでは比較できません。他社に見せる材料としても、書面が必要です。


3つ目は、返事の期限を自分から伝えることです。「◯日までに決めます」と言えば、営業担当も待つ理由ができます。曖昧にすると、その後の電話が増えます。


なお、複数社の訪問見積もりを同じ日に時間をずらして入れるという方法もあります。効率的ではありますが、時間が押して鉢合わせになるリスクがあるため、1社あたり1時間は空けてください。

営業電話がしつこいときの対応

一括見積もりを申し込むと、複数の業者から連絡が来ます。多い場合は、申し込み直後に立て続けに電話が鳴ります。


これは、見積もり条件を確認するための連絡が大半です。ただ、仕事中や育児中に何本も対応するのは負担になります。


対処法は3つあります。


1つ目は、電話が来ない仕組みのサイトを選ぶことです。電話番号の入力が任意、あるいはメールのみで見積もりが届くサービスがあります。営業電話を避けたいなら、申し込む前にこの点を確認してください。


2つ目は、断るときにはっきり伝えることです。「検討します」と言うと、再度の連絡につながります。「他社に決めました」と伝えれば、ほとんどの業者はその時点で連絡を止めます。曖昧にしないことが、結果的にお互いの手間を減らします。


3つ目は、対応可能な時間帯を最初に伝えることです。申し込みフォームの備考欄に「連絡は18時以降にお願いします」と書いておくと、業者側もそれに合わせます。

キャンセル・トラブル時の対処

契約後にキャンセルする場合、時期によって費用が発生します。


標準引越運送約款では、引っ越し日の前々日以降のキャンセルから解約手数料が発生する仕組みになっています。前々日・前日・当日で金額が段階的に上がるため、キャンセルの可能性があるなら早めに連絡してください。


トラブルとして多いのが、キャンセル時の対応です。連絡した際に強い言い方をされた、という声も見られます。契約内容に沿った手続きであれば、こちらが引け目を感じる必要はありません。約款上の規定を確認したうえで、冷静に伝えてください。


当日のトラブルでは、次の2つが起こりやすいものです。


荷物が乗り切らない場合。見積もり時に申告していない荷物があると発生します。追加の便を出すことになり、別料金がかかります。防ぐには、見積もり時に押し入れ・物置・ベランダまで全部見せることです。


家具や建物が破損した場合。多くの業者は保険に加入していますが、申告に期限があります。


標準引越運送約款では、荷物の引き渡しから3か月以内が期限です。荷ほどきの前に、家具と建物を一通り確認してください。破損を見つけたら、その場で写真を撮り、業者に連絡します。


なお、業者が約束の時間に来ない、連絡がつかないといったケースもあります。この場合は、契約した会社の本社・お客様窓口に直接連絡してください。支店の担当者だけでは解決しないことがあります。

まとめ|まずは相場を知ることから

引っ越し業者選びは、どこが良い会社かを探す作業ではありません。自分の条件に合う会社を、比較して見つける作業です。


同じ荷物、同じ距離でも、業者によって金額は変わります。時期や曜日でも変わります。だからこそ、1社だけの見積もりでは、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。


やるべきことは、この3つです。


1つ目は、複数社から見積もりを取ること。相場が分かれば、適正な金額かどうかを自分で判断できます。値引き交渉の材料にもなります。


2つ目は、金額だけで決めないこと。作業員の人数、段ボールの提供枚数、養生の範囲、追加料金の条件。同じ金額でも、受け取れる内容は会社ごとに違います。見積書の中身まで比べてください。


3つ目は、早めに動くこと。引っ越しは、住所変更、ライフラインの手続き、荷造り、子どもの転校手続きと、やることが次々に出てきます。業者選びを後回しにすると、選択肢が減った状態で決めることになります。特に3月から4月は予約が埋まるため、日程が決まった時点で動いてください。


見積もりを取ったからといって、契約する必要はありません。金額を知るだけでも、その後の判断が変わります。


まずは、自分の条件でいくらかかるのかを確認するところから始めてください。


→ 引っ越し見積もり比較サイトおすすめ4選|料金が安い業者が見つかる

【引越し侍】の引越し見積もり

引っ越し費用はボッタクられたくないので最低2~3社は見積もりをしたい。


地方だと2倍くらいの差があるケースもよくある。さらに引っ越しはとにかくやることが多い。


3社見積もれば20分はかかる。引越し侍なら入力項目が少なく1分くらいで料金比較が終わります。